本研修会は,雲雀丘学園における文部科学省の高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の支援のもと,開催できております。

さらに,(一社)デジタル人材共創連盟と共同主催とすることにより,同社団のネットワークを活かし,DXハイスクール指定校を含めた,より多くの方々に受講いただくことを企図しております。

また、研修会の内容を活用した、「情報Ⅱ教員研修用教材」の作成も予定しております。情報科以外の先生方も,探究活動で扱うことのできる情報技術の事例を学び,日ごろの学習活動の一助となることを期待しております。

日時

2024年9月27日(金)17:00~18:10(終了予定) 【オンライン開催】

主催

  • 雲雀丘学園(DXハイスクール事業)
  • 一般社団法人 デジタル人材共創連盟(デジ連)
  • JDSSP高等学校データサイエンス教育研究会

連携団体

  • 産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアム

第2回講演会

参加申し込み後,自動返信メールでZOOMのURLが届きます。

概要

文部科学省の先進的な取組として,DXハイスクール事業における情報Ⅱなどのデジタル人材育成のための高等学校教育が本格化しようとしています。その中で,雲雀丘学園中学校・高等学校では,DXハイスクール事業の採択を受け,カリキュラムに情報Ⅱを組み込むことになりました。そのため,具体的な授業を行う上で,教員としての指導力向上を行う必要性が高まりました。

そこで,この度,雲雀丘学園中学校・高等学校としては,情報Ⅱの授業内容を考える上で,『実社会との接続』をテーマに指導力向上を目指すことにしました。今後,DXハイスクールの支援を受け,情報Ⅱを軸とした実社会の情報技術と情報Ⅱの授業内容に関する企業の方や大学教授などの専門家による講演会を開催いたします。

第2回は,産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアムとNTTデータ数理システムの方との連携によって,「実社会における情報Ⅱを学ぶ意義」とテーマで講演をいただきます。ぜひ情報Ⅱの内容が実社会でどのように活用されているのか知る機会としてご参加ください。

Agenda

イントロダクション

神戸大学附属中等教育学校 数学科 林兵馬

研修タイトル

条件付き確率からはじめるベイジアンネットワーク

~その技術と実社会への応用~

(株)NTTデータ数理システム 岩本圭介

研修内容

ベイジアンネットワークは、事象間の確率的な因果関係をグラフ構造で表現するモデリング手法です。要因分析に広く用いられており、故障診断や気象予測、医療的意思決定支援、
マーケティング、レコメンドシステムなど様々な分野で利用や研究が行われています。

ベイジアンネットワークを用いることで、例えば「事故が発生したときに、その要因として可能性が高い事象は何か?」といった問いに答えることが可能になります。その際には
「事故が発生した」という条件を与えて事象の確率分布がどう変化するかを求めますが、その根幹となる考えは数学A で学ぶ「条件付き確率」と、そこから導出される「ベイズの
定理」に基づいています。

第2回では、条件付き確率からベイジアンネットワークに至る道筋と、その実社会での応用についてご紹介します。高校の学習内容と、実社会におけるデータサイエンスの適用の
架け橋となる内容として、是非ご参加ください。

参加申し込み後,自動返信メールでZOOMのURLが届きます。


お問い合わせ先

【情報Ⅱ】全国指導力向上研修会 実行委員会

Email: ds.education.japan@gmail.com

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