第 22 回 統計・データサイエンス教育の方法論ワークショップ

The 22nd Japan Conference on Teaching Statistics (JCOTS2025)

 

デジタル人材育成を視野に入れた統計・データサイエンス教育を考える
―新学習指導要領を見据えた生成 AI や探究学習を活用した
統計・データサイエンス教育における文理横断・文理融合教育の展開―

実行委員長:深澤弘美(東京医療保健大学)

事務局担当:竹内光悦(実践女子大学)

日時:2025 年 2 月 28 日(金)―2025 年 3 月 1 日(土)
場所:統計数理研究所および zoom によるハイブリッド開催
主催:日本統計学会統計教育分科会、日本統計学会統計教育委員会、情報・システム研究機構統計数理研究所
   (共研究課題番号:2024-ISMCRP-5008)

【プログラム】

※プログラムは現段階で決定しているもので、講演が変更される可能性があります。

02/28(金)

■11:00-11:05 開会の挨拶
  深澤弘美(実行委員長/日本統計学会統計教育分科会/東京医療保健大学)

■11:05-12:05 セッション I:
 ICT を活用した統計・データサイエンス教育の研究および事例報告
1.ウエラブル端末を用いた探究的な取り組み~保健体育科×データサイエンス~
   大谷麻子(関西福祉大学)・石丸幸勢・林兵馬(神戸大学附属中等教育学校)
2.健康医療データに関わるデータサイエンティスト育成教育
  ~中央 AI 専門学校における授業シラバスと実践~
   佐藤智絵(中央 AI 専門学校/慶應義塾大学健康マネジメント研究科)
3. ICT を活用した自己調整学習の実現
   橋本三嗣(広島大学附属高等学校)

■12:10-13:25 お昼休憩/ランチセッション:
 日本統計学会統計教育委員会オープンランチミーティング
 ・新課程の大学入学共通テストにおける数学および情報の試作問題・本試験
  問題にみる統計・データサイエンス内容の傾向
 ・その他

■13:30-14:50 セッション II:
 記述から推測に至る統計学指導における課題
1.確率という数学概念における高校までと大学以降のギャップ
   島谷健一郎(統計数理研究所)
2.なぜ統計学の仮説検定は帰無仮説を棄却するというわかりにくい論理なのか?
   森元良太(北海道医療大学)
3.仮説検定の指導に関する教員の意識調査について
   半田真(東京女学館中学校・高等学校)
4.統計学の習得状況と高校数学・情報の各単元の履修状況の関係について
  ―大学 1 年次科目の履修生に対するアンケート結果に基づく考察―
   関哲人(北海学園大学)・速水孝夫(桜美林大学)

■15:00-16:20 セッション III:
データサイエンス教育実践
1.DS 指導の初心者コンビによる「数学×情報」の 1 年間の授業実践
   増田朋美・鈴木雅子(愛知県立瑞陵高等学校)
2.高等学校情報科 DS 授業からの一考察「思考の言語化活動」の重要性
   松本慶子(京都府立洛北高等学校・洛北高等学校附属中学校)
3.価値創造を目指した情報Ⅱデータサイエンス教育の考え方と教材開発
   林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校)
4.大学都市神戸産官学プラットフォームと連携した
  社会人リスキリング研修における基礎統計内容
   林兵馬(神戸大学附属中等教育学校)

03/01(土)

■09:15-10:35 セッション IV:
統計センターの SSDSE(教育用標準データセット)の利活用
1.SSDSE と統計データ分析コンペティションの概要
   谷薫(独立行政法人統計センター)
2.食の外部化における地域特性(予定)

3.SSDSE を活用した取り組みについて
   鈴木淳子(愛知県立一宮高等学校)
4.医療費削減に向けたスポーツ時間増加策のデータ分析(予定)

■10:40-11:20 セッション V:
【特別講演】
 国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)データの活用方法に関する提案
   細田幸希(目白大学
    /文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部)

■11:25-12:10 お昼休憩/ランチセッション:
  「中高生・スポーツデータ解析コンペティション―2024―」
   ポスター作品審査報告および受賞作品の紹介
   竹内光悦(実践女子大学、
    中高生・スポーツデータ解析コンペティション事務局)

■12:15-13:15 セッション VI:
【特別講演】
 小中学校「データの活用」から高校「統計的な推測」までの教科書比較と教材開発
1.「データの活用」領域の改訂教科書内容の比較と課題
   山内慶太(慶應義塾大学大学院)
2.高等学校数学 B の教科書にみる統計教育について
   及川久遠(四天王寺大学)
3.推測統計の動画教材の開発―わかりやすいと正しい解釈の両立を目指して―
   山下雅代(東京学芸大学)・清水邦夫(統計数理研究所)

■13:20-14:20 セッション VII:
【講演】第 20 回日本統計学会統計教育賞受賞者受賞講演
1.生活や社会の課題解決を目指すデータの活用領域の授業実践
   稲垣道子(岩手大学教育学部附属中学校)
2.データサイエンス教育支援に向けたインテージグループの取り組み
   小林春佳(株式会社インテージ)
   ・増田純也(株式会社インテージホールディングス)

■14:25-15:45 セッション VIII:
【講演】公益財団法人統計情報研究開発センター主催統計・データサイエンス力
向上のための授業に係る優秀事例表彰 2023 年度受賞者講演
1.ゼロウェイスト運動 環境や人に優しい街を目指して!
   佐々木佑崇(印西市立原山小学校)
2.ICT を活用し、日常生活と関連させた統計的問題解決学習の授業実践
   黒須直之(さいたま市立桜木小学校)
3.micro:bit を活用した統計的探究の授業モデル開発と遠隔教育への応用
   今澤宏太(国立大学法人大阪教育大学 附属天王寺中学校)
4.ビタミン C の滴定から PBL によるデータの生成
   都丸希和・佐藤健太(名古屋大学教育学部附属中・高等学校)

■15:50-16:50 セッション IX:
教科融合で考える統計・データサイエンス教育
1.学校設定科目「情報 I Plus」による問題解決能力の育成―実践事例の紹介―
   奥屋玲香(広島大学附属高等学校)
2.DS 教育の観点からみた大学入学共通テスト「数学」と「情報 I」の一考察
   増井貴明・林宏樹(雲雀丘学園中学校・高等学校)
3.物理基礎の生徒実験におけるデータ分析
   中島康彦(群馬県立前橋高等学校)

■17:10-17:15 閉会の挨拶
 竹内光悦(日本統計学会統計教育委員会委員長/実践女子大学)

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