内容
- データサイエンス指導実践発表(広島大学附属高等学校 橋本 三嗣)
- データサイエンティスト協会のデータサイエンスの専門家による実践事例
研究会詳細
1 データサイエンス指導実践発表
広島大学附属高等学校の橋本三嗣先生の指導実践です。
第4期目となるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の概要を説明されました。
統計的手法を用いた課題研究の推進のために,推測統計の基礎的な手法を学び,課題研究において統計に基づく判断能力を高めるための新たなカリキュラム及び評価方法の開発を目指した学校設定科目「AS統計科学」の授業内容の事例や,数学科全教員が授業を実践できる体制づくり等,事例発表でした。
2 【DS協会】小中高におけるデータサイエンス授業実践発表
データサイエンティスト協会スキル定義委員の菅由紀子さんによる指導実践です。
小中高による出張授業の事例発表をされ,段階に応じたデータサイエンスの素養を育む授業内容でした。また,データサイエンスの入門に適した教材の説明があり,すぐに学校現場で使用できる教材の提供がありました。実社会での事例であるため,生徒になじみやすい内容でした。今後,研究会メンバーの学校で実践し,教材の活用事例等を発表していく予定です。
取組事例1:小学生への統計入門の実施事例
取組事例2:アイデアソン応募喚起のためのワークショップ
取組事例3:ファミレスのデータサイエンティスト体験(オンライン)
データサイエンス協会の方の講義は,以下のことを心がけておられます。
①データサイエンティストの人材としての高いニーズを示す
②データサイエンスが身近なものであることを示す
③AIと倫理について触れる(データバイアス・アルゴリズムバイアス)
④手を動かす・考える時間を用意する(ワークシートを用意する)
⑤学習者にとって「身近」な題材である
・データサイエンティスト協会からの高等学校「情報Ⅰ」に係わる「データ活用」授業モデルの提供がありました。